
MUSUBI♾️
一本の水引が、やがて∞の形を描く。
ほどこうとすればするほど固く結ばれていくその構造は、まるで時間をかけて育まれた人と人との縁のようです。
この箸置きは、日本古来の結び技法「あわじ結び」を現代の感覚で再解釈した作品です。伝統的な水引細工が持つ格式の高さを保ちながら、色の力によって現代の食卓に自然と馴染む、新しい水引の姿を目指しました。
食卓に並んだとき、思わず顔がほころぶような色彩を大切にしています。
日々の食事は、家族や大切な人と囲む特別な時間。
この箸置きがテーブルに加わるだけで、いつもの食卓がぱっと明るく、華やいだ雰囲気に変わります。
色の組み合わせは、
元気な気持ちになれる鮮やかな色、心が落ち着くような穏やかな色、特別な日に使いたくなる上品な色。
色が変われば、食卓の空気もやわらかく変わっていきます。



小梅日和
梅の花が、そっと箸の上で咲いている。
水引の結び方の中でも特に愛らしい表情を持つ「梅結び」を用いたこの箸置きは、手のひらに乗るほどの小さな花が、食卓の上でひっそりと、でも確かな存在感を放ちます。
この作品がとりわけ愛らしく見えるのは、丸みを帯びた梅結びの上部と、そこからすっと伸びる白い輪の組み合わせにあります。
花の部分を支えるように添えられた白銀の輪は、まるで小さなブーケを束ねるリボンのよう。
箸をそこへ通してそっと置くだけで、食卓の上に小さな花が一輪咲いたような、ほっこりとした温かさが生まれます。
カラフルな花部分には複数の色の水引が丁寧に編み込まれており、角度によって見え方が変わる奥行きと立体感があります。かわいいだけでなく、近くで見るほどに細やかな手仕事の美しさが伝わってくる、そんな作品です。



鶴の祈り
結び目からすっと伸びる首、優雅に広がる翼、そして今にも飛び立とうとするような躍動感。
一本の細い水引が、指先の技だけでこれほど生き生きとした姿に変わることに、思わず息を飲みます。
箸置きという小さなキャンバスの上に、鶴の凛とした美しさが余すことなく宿っています。
結婚式や新年のお祝いの席に並べれば、食卓がそのまま特別な舞台へと変わります。鶴は古来より「長寿・慶び・夫婦円満」の象徴。縁起の良さと造形の美しさを兼ね備えたこの箸置きは、大切な人への贈り物としても、他に類を見ない特別な一品になるはずです。
ふだんの食卓に置いても、凛とした鶴の存在がその日の食事を少し晴れやかなものにしてくれます。日常の中に、ひとつの「ハレ」を。
鶴は千年、結びは永遠に。 食卓の上で、おめでたい時間がいつまでも続きますように。










