今回は、在宅作業でレザークラフトに取り組んでいる利用者さんのご紹介します。
この方なんと、元革靴職人というすごい経歴の持ち主。長年、革靴づくりの世界で培ってきた確かな技術と、革という素材への深い愛着を持つ利用者さんが、今度は革小物づくりという新しい世界に挑戦しています。
プロの職人でも「初めて」に向き合うことがある。そんな利用者さんの試行錯誤の日々を、作業の様子や完成した作品の写真とともにお届けします!
革靴職人というキャリア
利用者さんはこれまで、革靴職人としてものづくりの世界に携わってきました。
革靴づくりは、素材選びから裁断・縫製・成形・仕上げまで、すべての工程に高度な技術と集中力が求められる、まさに「職人の仕事」です。革の特性を熟知し、一足一足に丁寧に向き合ってきた利用者さんにとって、革はまさに「人生をともにしてきた素材」といえるかもしれません。
そんな利用者さんが現在取り組んでいるのが、革を使った小物づくり=レザークラフトです。名刺入れやキーケース、カードホルダーといった小物は、革靴とはまた異なる技術やセンスが必要な世界。「靴はずっとやってきたけれど、小物はまだまだ勉強中」と話す利用者さんの言葉に、職人としての誠実さがにじみ出ています。

在宅でのものづくり時間
利用者さんのレザークラフトは、在宅作業として取り組んでいます。
自宅でじっくりと革と向き合い、自分のペースで作業を進められる環境は、 利用者さんにとってとても大切な時間です。作業台の上には革の端材や型紙、菱目打ち(ひしめうち)や針と糸が並び、職人らしい道具たちが作業を支えています。
上達できるように日々練習しているようで、通所された際は休み時間でも革と向き合っています。革の端切れで正確に穴を開けるための菱目打ち(ひしめうち)練習や革包丁を使って裁断の練習をされてました。




完成作品のご紹介
試行錯誤を重ねながら、利用者さんが丁寧に仕上げた作品がこちらです。
革靴職人として培われた素材への目利きと、丁寧な仕上げへのこだわりが随所に感じられる作品です。コバ(革を裁断した断面)の美しさや縫い目の均一さは、ものづくりのプロならではのクオリティ。「小物づくりはまだ勉強中」と謙虚に話す利用者さんですが、完成した作品はすでに十分な存在感と温かみを放っています。
完成した作品のポートフォリオはこちらから⬇️
https://handmaid.3ny.work/portfolio/leather-craft/
利用者さんからひと言いただきました。
「ものづくりは終わりのない勉強と探究ですね。革を触っている時間が好きです。」





事業所ではパソコンの勉強も頑張っています!
実は利用者さん、レザークラフト以外にも積極的に取り組んでいることがあります。
事業所では、就職に向けてパソコン作業のスキルアップに励んでいます。現在はWordやExcelなどのスキルを証明できる資格、MOS検定(Microsoft Office Specialist) の取得を目標に、コツコツと勉強中です。
革靴職人としての技術と、パソコンのビジネススキル。一見すると異なる二つの世界に同時に挑戦する利用者さんの姿は、スタッフ一同、いつも頼もしく、また眩しく映っています。日々の学びが着実に前進しています。


夢に向かって ― 「また革職人として働きたい」
利用者さんには、明確な夢があります。
それは、「いつかまた革職人として働くこと」。
在宅でのレザークラフトも、事業所でのパソコン学習も、すべてその夢に向かうための大切な一歩です。革小物づくりを通じて技術の幅を広げ、ビジネスの基礎スキルも身につけながら、着実に就労に向けた準備を進めています。
スタッフからも一言。
「利用者さんは革への愛情と職人としての誇りをしっかりと持ちながら、新しいことにも前向きに取り組んでくださっています。試行錯誤しながらも完成した作品を見たときの笑顔が、とても印象的です。夢に向かって、これからも一緒に頑張っていきたいと思います。」
利用者さんの挑戦は、まだまだ続きます。


終わりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
あびこ事業所では、利用者さん一人ひとりの「やりたいこと」「なりたい姿」に寄り添いながら、就労に向けたサポートを行っています。今回ご紹介した利用者さんのように、これまでの経験を活かしながら新しいことにも挑戦できる環境を大切にしています。
あびこ事業所の見学や詳しいご相談は、お気軽にお問い合わせください。
https://lin.ee/xTw4EvG
次回のブログもお楽しみに!